『給与設計PRO』でいう年齢給とは単に基準日における年齢時にいくら支払うかという賃金表(賃金テーブル)です。
したがって評価とか査定はありません。しかし御社にとって給与の体系を設計するうえではきわめて重要です。御社は社員を採用する場合最低年齢者は何才から募集するか、何才まで雇用するかをまず決めます。
仮に18才から65才まで勤めたとしたら最低年齢金額から年齢差だけでいくら保証するかいうことです。これに対して経験給は御社では何年で習熟するか、もしくはして欲しいかを考えます。
あくまで給与体系モデルですから未経験者の最年少新入社員が何年で習熟するか、して欲しいかが重要です。
加えてその習熟度の差でいくら金額に差を付けたいかを考えます。たとえば最少年齢20才の未経験の社員を採用して、10年で3万の経験給を設定すると30才で3万の習熟度の差になります。年齢給に差が無ければ何才で採用しても同じです。中途採用の場合は過去の経験を加味すれば、10年-過去の経験年数分だけ差が縮まります。いずれにしても体系モデルは最少年齢からの経験給がベースとなります。