短時間正社員・パートについて
短時間正社員とは、正社員と同等の雇用形態で、短い労働時間で働く制度です。
厚生労働省が推進しており、育児・介護と仕事の両立や、自身の体調に合わせて働きたい人など、様々な事情でフルタイムで働くことが難しい人材の活躍を可能にする仕組みとして注目されています。
短時間正社員の主な特徴
労働時間は、企業によって様々ですが、1日4時間程度から設定されています。
週5日勤務が一般的ですが、週3日勤務など、さらなる短時間勤務制度を設けている企業もあります。
無期雇用で、正社員と同等の福利厚生を受けられます。
基本給や賞与・退職金の算定方法も、フルタイム正社員と同一です。
短時間正社員のメリット
育児・介護や、自身の体調に合わせて、無理なく働ける
フルタイム勤務では得られなかったキャリアアップの機会を得られる
正社員と同等の安定した雇用と福利厚生を受けられる
ワークライフバランスを実現し、心身ともに健康的に働ける
短時間正社員のデメリット
フルタイム正社員に比べて給与が低い
昇進や昇格の機会が限られる場合がある
企業によっては、希望する勤務時間や勤務形態で働けない場合がある
短時間正社員に向いている人
育児・介護や、自身の体調に合わせて働きたい人
週5日フルタイムで働くのは難しいが、正社員として働きたい人
キャリアアップを目指したい人
ワークライフバランスを実現したい人
厚生労働省 多様な働き方の実現応援サイト – 短時間正社員:https://www.mhlw.go.jp/index.html
短時間正社員以外にも、育児・介護休暇制度やフレックスタイム制など、
ワークライフバランスを実現できる制度は様々あります。
自分に合った働き方を見つけて、仕事とプライベートを充実させていきましょう。
又、以下のような助成金もありますのでキャリアアップしたい方は是非ご活用ください。
キャリアアップ助成金
キャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者のキャリアアップを促進するために設けられた制度です。
この制度は、有期雇用労働者、パートタイマー、派遣労働者などの非正規雇用労働者を正社員化したり、
その雇用条件を改善したりする事業主に助成金を支給するものです。制度の概要
支給対象者:非正規雇用労働者を正社員化したり、その雇用条件を改善したりする事業主
助成額:正社員化コースの場合、中小企業で2期(12か月)で80万円助成(1期あたり40万円)、
大企業で2期(12か月)で60万円助成(1期あたり30万円)、処遇改善コースの場合、
労働時間の短縮等に係る経費の2分の1、賃金の引上げ等に係る経費の3分の2
助成金の申請:キャリアアップ計画の作成・提出、支給申請書の提出など制度の目的
非正規雇用労働者の雇用安定
非正規雇用労働者の処遇改善
非正規雇用労働者のキャリアアップ
事業主の人材確保キャリアアップ助成金は、非正規雇用労働者のキャリアアップを促進するための有効な制度です。
制度の趣旨を理解し、積極的に活用することで、事業主と非正規雇用労働者双方にとってメリットのある
取り組みを進めることができます。キャリアアップ助成金に関する情報
厚生労働省「キャリアアップ助成金」:
https://www.esop.mhlw.go.jp/subsidy-course/a0i5i000000ZeIFAA0/view
https://www.mhlw.go.jp/content/11910500/001239299.pdf
厚生労働省「雇用・労働 キャリアアップ助成金」:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html
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できます。キャリアアップでの正社員への切り替えも、給与の金額で悩まずスムーズに移行できます。
【実例】
給与設計での実例を少しだけお話すると
とあるクリニックの院長が独立される際に、
師長の看護師を引き抜きました。
その際、師長はお子さんが生まれたばっかりで
フルタイム勤務は無理でした。
そこで、本当ならこの金額が師長の給与額で
期待する項目はこれで、この時給単価にするから、
職場復帰した際は、この月額でお願いします。
と、説明する事ができ、師長もすごく納得され
ずっと働いてくれています。
パートであっても、きちんと他の人と評価された
時間給単価も計算できるので、
同一労働同一賃金といった問題もクリアにできます。
●まとめ
仕事と公平性に焦点をあて、また「同一価値労働同一賃金」を念頭に公平な基準を創れる
給与設計という考えを具現化しました。
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