「社員のイノベーションを促進する新たな働き方」

給与設計学

新たな働き方の3つのキーワード

近年、人材獲得競争が激化する中、優秀な人材を惹きつけ、定着させることは企業にとって喫緊の課題となっています。

そこで、ジョブクラフティング、ワークエンゲージメント、ワーケーションという3つのキーワードを軸に、魅力的な会社アピールと社員のイノベーションを促進する新たな働き方を実現するお話をさせていただきます。

まず始めにこれらのキーワードの定義について簡単にご説明しますと・・・

🔷ジョブクラフティング🔷とは、
自分の仕事の内容ややり方を工夫し、より働きがいのある仕事に変えていくことです。
簡単にいえば、「やりがいを感じられない仕事をやりがいのあるものに変えていく手法」であり、従業員が自分の意思で業務の価値や仕事の役割を再定義する点に特徴があります。

🔷ワークエンゲージメント🔷は、
仕事に積極的に関わり、熱意を持って取り組む状態です。
「従業員が仕事に対してポジティブな感情を持ち、充実している状態」を指します。
企業がワークエンゲージメントの向上に取り組むことで、離職率の低下や生産性の向上などの効果が期待できます。

🔷ワーケーション🔷とは、
ワーケーションとは「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語で、普段の職場と異なるリゾート地や観光地で働きながら休暇を取ることである。
仕事と休暇を組み合わせ、ノートPCやスマートフォンを利用して仕事をする場所を自由に選ぶ働き方です。

https://www.mlit.go.jp/kankocho/workation-bleisure/corporate/step/
(ワーケーション制度導入のポイント 国土交通省観光庁)

ジョブクラフティングは、主体的に働き方をデザインし、ワークエンゲージメントは、仕事への高いモチベーションと熱意をもたらし、ワーケーションによって、場所にとらわれない柔軟な働き方ができる。

これらの概念を理解することで、より充実した働き方を実現できるかもしれません。

1. ジョブクラフティングで個々の可能性を最大限に引き出す

従来の画一的なジョブデザインとは異なり、ジョブクラフティングは、個々の社員が主体的に自身の仕事内容や役割を拡張していく働き方です。これは、社員一人ひとりの強みや個性を活かし、裁量権を与えることで、ワークエンゲージメントの向上とイノベーション創出を促進します。具体的には、以下のような施策が考えられます。

ジョブクラフティングの構築:社員一人ひとりが自身のキャリアビジョンと価値観を明確し、目標達成に向けた具体的な行動計画を策定できるよう支援します。例えばメンター制度の導入: 経験豊富な先輩社員が、ジョブクラフティングの進め方やキャリア形成についてアドバイスを行い、個々の成長をサポートします。社内コミュニケーションの活性化:部門を超えた交流イベントや情報共有プラットフォームなどを活用し、社員同士の相互理解と協働を促進します。

“2. ワークエンゲージメントを高め、イノベーションを創発する

ジョブクラフティングを通して、社員一人ひとりが仕事に主体的に関わり、やりがいを見出すことで、ワークエンゲージメントが向上します。ワークエンゲージメントの高い社員は、高いモチベーションと創造性を発揮し、イノベーションの創出に貢献します。

ワークエンゲージメントを高めるための施策例:成果主義の導入:明確な目標設定と評価制度により、社員のモチベーションを高め、目標達成へのコミットメントを促進します。非金銭的報酬の充実:研修や資格取得支援、社内イベントなど、金銭以外の報酬制度を充実させ、社員の満足度向上を図ります。

良好な職場環境の整備:ワークライフバランスの支援、健康経営の推進など、社員が心身ともに健康に働ける環境づくりに取り組みます。

“3. ワーケーション制度で柔軟な働き方を実現

ワーケーション制度は、時間や場所に縛られない柔軟な働き方を可能にし、ワークライフバランスの向上と社員のモチベーションアップに貢献します。また、オフィス以外の環境で仕事を行うことで、新たな視点やアイデアが生まれ、イノベーション創出にも繋がる可能性があります。

ワーケーション制度導入のメリット

社員のワークライフバランス向上:通勤時間の削減や、育児・介護との両立など、個々のライフスタイルに合わせた働き方が可能になります。生産性の向上:集中しやすい環境で仕事に取り組むことで、業務効率のアップが期待できます。
人材獲得・定着の促進: 優秀な人材にとって、柔軟な働き方が可能な職場は大きな魅力となります。

ワーケーション制度導入の注意点:情報セキュリティ対策の強化: 社外からのアクセス環境における情報漏洩リスクを低減するための対策が必要です。
コミュニケーション体制の整備: オンラインでのコミュニケーションを円滑にするためのツールやルールを整備する必要があります。制度の運用ルールを明確化: 勤務時間や成果評価など、ワーケーション制度を利用する際のルールを明確に定め、運用していく必要があります。

“4. ジョブクラフティング、ワークエンゲージメント、ワーケーションの三位一体

ジョブクラフティング、ワークエンゲージメント、ワーケーションは、それぞれ単独で導入するよりも、三位一体で取り組むことで、より大きな効果を発揮します。
ジョブクラフティングによって社員一人ひとりが主体的に仕事に取り組み、ワークエンゲージメントを高めることで、イノベーションの創出を促進します。

さらに、ワーケーション制度を活用することで、柔軟な働き方を実現し、社員のモチベーションとワークライフバランスの向上を実現します。ジョブクラフティング、ワークエンゲージメント、ワーケーションという3つのキーワードを軸に、魅力的な会社アピールと社員のイノベーションを促進する新たな働き方を実現することで、企業は競争優位性を獲得することができます。

“ジョブクラフティングで輝く、ワークエンゲージメントの高い社員を育む魅力的な会社へ”
ワーケーション制度の導入で実現するイノベーションで、貴社にあった制度づくりを始めましょう。

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