シセイ・アグリ株式会社 衞藤 勲様
「賃金制度の仕組みが見える化できたことは今後の強み」大分県(農業/23名)
シセイ・アグリ株式会社
代表取締役社長 衞藤 勲様にインタビュー
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給与設計Proを導入前の課題となぜ導入に至ったのか教えてください。
給与の仕組みというか等級をを作ったり手当とかいろんなものを考えてきたんですけど、
昇給していく明確な仕組みがないとか、等級を作っても本人たちが分かっていないとか、
もっと行くと自分の職責とか職域が分かっていないとか、そういったのがあったので
ある程度仕事と等級とを仕組化していきたいというのが一番の課題でした。
他の人事評価ツールと比較して給与設計Proの独自の魅力や良いところを教えてください。
まだ運用しだして間もないので明確な答えはないんですけど、日々の出勤簿や日報、
大体記入するのがウチだとネギの出荷作業をしたとか、畑で植えたとか、そんなことくらいしか
書かなくて、日報に濃さがないというところを、業務をちゃんと細分化してあげることで
ちゃんとやっているのかどうか、とかは見えるようになってきているなと感じます。
給与設計Proを一緒に作りながら見られた具体的な効果や新しい発見はどんなところですか?
なかなか個人がちゃんと入力するというのが一つのハードルだったんですけど、このアプリやシステムは導入後
すぐに皆がきちんと入力するという事に一番驚いたところで、
普通だったらスルーしてしまう仕事も、この作業に対して項目がないんですけど作ってくれませんかなど
声が上がったり、自発的な声が出てきているというのはちょっとビックリしていますね。
給与設計を導入後人材育成や社内の透明性、社員さんとのコミュニケーションにどのような影響がありましたか?
本運用しだすと自分がやったことをきちんとつけだして、月末でまとめて、自分がした仕事を
1ヶ月振り返るというか、それが今度は給与に直結してくるので、みんな見る目が変わってくるし、
出来ていなかったことはちゃんとやろうと思ったりしてくるだろうとは思いますし、一番大事な給与の部分
でのコミュニケーションは、もっと増えてくるんじゃないかなという風には考えています。
給与設計Proが経営陣、総務の方の時間やリソースの節約、従業員のモチベーションアップや満足度、
生産性向上にどのように貢献しましたか?
最近特に時間での勤怠の打刻が出来るようになったことと、時間外労働の登録もできるようになって、
月末に締めて出勤簿として表示できるとか、仕事の手当だけでなくて実際に働いた時間を把握できるように
なったことは管理側としてはありがたい、
まず同じ枠の中で情報収集しやすくなったというのはポイント
としては大きいかなと感じています。
給与設計Proの導入が採用活動や人材獲得、又は管理にかける時間削減や離職率とか生産性に
影響があれば教えてください。
最近は一番の問題は求人を出しても応募がないというところで、来てくれたら
うちの給与体系の説明とかをすごくしやすいし、うちの賃金制度の仕組みが見える化
できているという事は今後の強みとして考えています。
給与設計を一緒に作っていった中での感想や、もっとこうしてほしいなど最後に総評をお願いします。
最初に導入しようと思って何回か面談をして、意外と情報量の多さに自分がびっくりしたというか、
こんなに業務って細分化しないといけないんだとか、やればやるほどまだ細分化できるなとか、
でも細分化しすぎると運用が難しいなとか、そこは気づかされたんですけど、定性的な仕事が多いと言っても
そこをある程度明確化していかないと社員は育たないし、仕組みがない中で育っていける人ってほんの一握り
しかいなくて、後は仕組みの中で育ってもらうしかないので、人が育たないというのはその会社に仕組みがない、
というのはうちの会社の責任、だからうまくここで業務の見える化とかこのポジションの人はなにをやるべき
だというのを明確にしていくというのは、設計をしていく中ですごく考えさせながら、今も作っているといった感じで、
今までやったことのない作業だったので、面白かったですけどね。
やっとスタートラインに立ったくらいで、一年先ずしっかり回して、来年の査定の時
実際システムを使いながらこうだったよねとか、次のステップこうだよねっていう面談もこのシステムを使いながら
言えるように期待しながら、僕もちゃんと使っていかないといけないなという風に今は考えています。
シセイ・アグリ株式会社様について
企業理念
志を持ち、誠を尽くす
創業は1977年。大分県豊後大野市を拠点に、白ねぎを中心とした野菜の生産をおこなっています。
もともとは土木資材の販売や堆肥の製造販売を軸に事業をおこなっておりましたが、2001年から農業生産事業に参入しました。
以来、堆肥づくりを通じて得たノウハウを活かし、農業の基本である土づくりからしっかりと取り組みつつ、
ICTを活用したスマート農業の実践にも積極的に取り組んでいます。2018年にはGLOBALG.A.P.の認証を取得。
経験や感覚に頼らず、栽培から収穫、出荷までの工程を全て数値化し、データに基づいた合理的な農業経営を実践することで、
年々売上を成長させています。
20年以上にわたり、地域の農業に貢献したいという思いで農業生産に取り組み、管理する畑の面積も年々広がり、
現在は白ねぎ生産だけで25haの栽培面積となっています。
農業生産が盛んなこの地域の中でも存在感のある農業法人と成長しています。
今後のシセイ・アグリにぜひともご期待ください。