優秀な人材の流出を防ぐ働き方改革とは?

給与設計学

巷ではすき間時間に単発のアルバイトをこなす方もいるそうで、働き方の自由度も非常に
高くなっています。

 近年、人材不足や働き方改革の進展により、時短社員の活躍がますます重要になっています。

しかし、フルタイム社員に比べて短時間という制約があり成果が出にくいと感じる方もいると
思います。

現役世代の中にも、色々な事情により社員としてフルタイムで働けず会社を辞めざるをえない
という方がいます。

バリバリ仕事をこなす社員がもしそうなったら・・大きな損失となります。

時短勤務だとしても、十分な成果が上がればフルタイムと変わらない給与を支払っても
いいのではないかと私は考えます。

https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/quality/dl/yosan-02.pdf
(短時間正社員制度の導入・定着支援について 厚生労働省)

短時間でも効率よく成果をあげることで優秀な人材の流出を防ぐことにもなるのでは
ないでしょうか。

リクナビNEXT調べ(2023年3月)によると、フルタイム社員が退職する理由のトップ5は
以下の通りです。

  1. ワークライフバランスの悪化(長時間労働、休暇取得の難しさなど) (42.2%)

長時間労働 :残業や休日出勤が多く、プライベートな時間が確保できない
休暇取得の難しさ:有給休暇が取得しにくい、取得してもゆっくり休めない
休憩時間の少なさ:休憩時間が短く、心身ともにリフレッシュできない

  1. キャリアパスへの不満 (38.9%)

昇進昇給がない:頑張っても評価されず、キャリアアップが難しい
希望のキャリアにつけない :希望する職種や部署に異動できない
将来性がない:会社や業界に将来性を感じられず、モチベーションが下がる

  1. 人間関係の悪化 (29.8%)

上司や同僚とのトラブル:パワハラ、いじめ、人間関係の悪化によるストレス
コミュニケーション不足:上司や同僚とのコミュニケーション不足によるミスやトラブル
職場環境が悪い:職場の雰囲気が悪い、風通しが悪い

  1. 給与不満 (27.9%)

給与が低い   :同業他社と比べて給与が低い
ボーナスが少ない:ボーナスが少なく、収入が不安定
昇給が少ない  :頑張っても給与が上がらない

  1. やりがい・モチベーションの低下 (26.2%)

仕事内容が単調  :毎日同じことの繰り返しで、やりがいを感じられない
裁量権が少ない  :自分の裁量で仕事を進められない
成果が認められない:頑張っても成果が認められず、モチベーションが下がる

その他、上位10位までの理由

①体調不良 (23.1%)
②介護・育児などの家庭の事情 (22.2%)
③独立・起業 (17.5%)
④転職活動に専念するため (16.2%)
⑤その他 (11.1%)

仕事のポイント化を導入し業務内容の見直しや勤務形態を増やし幅を持たせることにより

退職理由になる原因を減らせる可能性があると考えております。

仕事のポイント化とは?

仕事のポイント化とは、仕事内容を小さな単位に分解し、それぞれにポイントを割り当てる
手法です。

具体的には、以下のような手順で行います。

  1. 仕事内容を分解する: 最初に、担当する仕事内容を具体的なタスクに分解します。
  2. タスクにポイントを割り当てる: それぞれのタスクの重要度や難易度に応じて、
    ポイントを割り当てます。
  3. ポイントを記録する: 毎日、完了したタスクと獲得したポイントを記録します。

時短社員にとってのメリット

仕事のポイント化には、以下のようなメリットがあります。

進捗状況を把握しやすい  : 獲得したポイントを積み重ねることで、仕事の進捗状況を
              視覚的に把握することができます。
モチベーションアップ   : 目標達成に向けてポイントを積み重ねることで、モチベー
              ションを維持することができます。
成果を可視化       :獲得したポイントを成果指標として活用することで、自分の
              貢献度を可視化することができます。
コミュニケーションの円滑化: ポイント制度を導入することで、上司や同僚とのコミュニケー
              ションが円滑化されます。

ポイント化のポイント

仕事のポイント化を成功させるためには、以下の点に注意する必要があります。

 ポイント設定
 タスクの重要度や難易度を適切に評価し、バランスのとれたポイント行う
 記録
 毎日、完了したタスクと獲得したポイントを漏れなく記録する。
 フィードバック: 定期的にポイント状況を上司や同僚と共有し、フィードバックを受ける

まとめ

仕事のポイント化は、勤務時間に関わらず成果を上げやすくするための有効な手法です。

ポイント化を正しく活用し、成果を可視化することで従業員の意識も変わるのではないでしょうか。

ぜひ、ご自身の仕事にポイント化を取り入れてみてください。

その他

ポイント化以外にも、時短社員が成果を上げやすい環境を作るためには、以下のような
取り組みが有効です。

明確な目標設定
適切な権限委譲
スキルアップ支援
コミュニケーションの活性化

仕事内容を分解することで無駄を省くことにもつながります。
私共、給与設計事務所は中小企業の経営者の皆様のチャレンジ精神をサポートいたします。


是非お問い合わせください。

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