同一労働同一賃金とは?概要や導入のメリット・課題について

給与設計学

同一労働同一賃金とは(厚生労働省ホームページから引用)
同一労働同一賃金の導入は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者
(無期雇用フルタイム労働者) と非正規雇用労働者(有期雇用労働者、パートタイム労働者、派遣労働者)との間の不合理な待遇差の解消を目指すものです。
※パートタイム・有期雇用労働法(2021年4月1日より全面施行)、労働者派遣法
(2020年4月1より施行)

同一労働同一賃金が目指す働き方
同一企業内における正規雇用労働者と非正規雇用労働者との間の不合理な待遇差の解消の
取組を通じて、どのような雇用形態を選択しても納得が得られる処遇を受けられ、多様な
働き方を自由に選択できるようにします。


https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000190591.html
(同一労働同一賃金ガイドラインについては詳しくはコチラ↑をご覧ください。)

同一労働同一賃金とは、同一の価値を生み出す労働に対しては、同一の賃金を支払うべき
だという考え方です。
同一企業内における正社員と非正規雇用労働者との間の不合理な待遇の差
(性別、雇用形態、年齢、国籍、障害の有無など)をなくし、
どのような雇用形態を選択しても待遇に納得して働き続けられるようにすることで、
多様で柔軟な働き方を「選択できる」ようにします。

具体的には、以下のようなものが同一労働同一賃金の対象となります。
・労働時間や労働内容
・職務の価値
・責任の重さ
・技能や経験
・勤続年数

同一労働同一賃金の導入には、以下のメリットがあります。

・労働者のモチベーションや生産性の向上
・労働力の流動性の向上
・企業イメージの向上

同一労働同一賃金によって、労働者は、性別や雇用形態などの属性に関係なく、公正に評価
され、適切な賃金を得ることができます。これにより、労働者のモチベーションや生産性が
向上し、企業の業績向上にもつながります。
また、労働力の流動性が向上することで、企業間の競争が活性化し、労働者の待遇改善にも
つながります。
さらに、企業イメージの向上により、優秀な人材の確保や、顧客からの信頼獲得にもつながります。

同一労働同一賃金の導入には、以下の課題もあります。

・労働時間や労働内容の明確化
・正社員と非正規社員の待遇差の是正
・企業の負担増

同一労働同一賃金を実現するためには、労働時間や労働内容を明確にする必要があります。
また、正社員と非正規社員の待遇差を是正するためには、企業の努力が必要です。
さらに、同一労働同一賃金の導入は、企業の負担増につながる恐れもあります。

同一労働同一賃金は、2020年4月から、正社員と有期雇用労働者(3年以上の雇用期間が
定められている者)の待遇差を解消することが義務化されました。
また、2023年4月からは、正社員とパートタイム労働者の待遇差を解消することが義務化
されました。

同一労働同一賃金の導入により、労働者の待遇改善が進むことが期待されます。
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正社員、短時間正社員やパートの方も全員同じ基準で評価し評価が直接給与に結びつく
ことによって同一労働同一賃金を構築することが出来ます。

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