『給与きめ太郎』ストーリーブック

給与設計学

ストーリーブック3/従業員の最大の権利は、会社を辞められる」という

こと。

そもそも誰を?どう下げるんですか?
仕事を減らすのですか?
それは本末転倒ですよね。

それともうひとつ忘れてはいけないことは、
従業員の最大の権利は、会社を辞められる」ということ。一人が抜ける穴の大きさは、
痛いほど実感なさっていますよね。

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そこで!

社員の「自主性」「成長」「目的」に沿った給与体系を作るのです。

ただその前に、基本給について少し考えてみたいと思います。
一般的に基本給って最低限の額と思われていますよね?
経営者にとっては、絶対支払う約束の額であり、社員にとっては、絶対にもらえる額

ってこと。

もしそうだとしたら、基本給は仕事の対価ではなく、人に対する権利・義務みたいなモノってことですよね。
だったら仕事に対する給与はどうなる・・・?

そこで、考えました。
基本給を純粋に人に対するモノだけとし、仕事に対するモノを別に手当としたら・・・

これが「給与きめ太郎」の基本給の考え方です。

したがって、既存の基本給から仕事の部分だけを抜き出すのです。
つまり、基本給は会社が表明している
最低の生活を保障するためのセーフティネットにするのです。

抜き出した部分に対しては、インセンティブ手当を設定します。

例えば、時間よりお金がほしい人。お金より時間がほしい人。

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それぞれの希望に応じた給与を設定し、会社が期待するその能力を
最大限に発揮してもらう給与体系を作ります。

今まで評価していた項目や評価してもらいたかった項目を
ストレートに手当にしてしまうのです。

会社の目標と合致した期待。そんな期待を手当にするのです。
条件次第で、人ってやる気が出てくるものです!

本人の意思に応じた給与を設定する。
会社の期待と本人の希望に合致した給与にする。
大企業ではできない、きめ細かい体系に作りかえるのです。

それが
従来型給与体系から期待型給与体系への転換です!

給与について責任を取れるのは経営者しかいません。給与について、明確な理由や基準を求めるものです。
それが「給与きめ太郎」によって可能となるのです。

人事考課システムは、導入に莫大な予算も時間も人材も必要です。
それに比べれば、「給与きめ太郎」は極めて安価で簡単です。

人事考課システムを導入したいけれど、
まだ時期早尚で、導入しづらい方にぴったりです。

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